シロアリは益虫か

木造校舎

シロアリは家屋や樹木などを加害する害虫として知られていますが、その多くは森林地帯に生息し枯れた木材や落ち葉を食物としています。

また、熱帯地方においては地中に網の目のように作ったトンネルが水分や通気など土壌条件の改良にも重要な働きをしていています。地球環境といった視点にたつとなくてはならない存在ともいえます。

けれども、木造住宅にいったん巣食ってしまうと住宅にとっては天敵となり、業者の害虫駆除の対象となってしまいます。

実はゴキブリの仲間
シロアリとアリは色の違いはありますが、外見や集団生活をするという点でもよく似ています。けれどもシロアリは分類学上はゴキブリの仲間とされています。約3億年前から地球上に生息していて、ほとんど進化もしていない原始的な虫です。一方アリは蜂の仲間です。

シロアリは熱帯から温帯まで幅広く分布していて、日本では16種の生息が確認されています。このうち建築物に被害を与えるのはヤマトシロアリ、イエシロアリ、ダイコクシロアリ、アメリカカンザイシロアリの4種です。

駆除する時
シロアリは土の中などに住処を造り、そこに数万から数百万の家族が暮らしています。その住処と建物の土台や柱などを往復して、柔らかな木の部分を徐々に食害していきます。

表面を残して食べ進んでいくため、発見しにくいので被害が大きくなりがちです。業者による定期的な健診をして早期発見するのがシロアリ駆除のポイントです。

シロアリかそうでないかの判断がつかない場合も専門の業者ならばすぐに判断できます。業者によっては無料相談を行っている場合もあります。

害虫駆除の方法

コールセンターの女性

シロアリが住み着いているとわかった場合は、速やかに害虫駆除を専門としている業者に連絡を取って、駆除をしてもらうことが重要です。
シロアリは木材の奥深くに住み着いており、根絶しないと少し減らしただけでは効果は限定的です。

害虫駆除の業者は、シロアリに対して有効な薬剤を柱の内部に注入したり、周辺に散布するなどして徹底的に対処してくれます。
古い家屋ほど木材の組織内部がスカスカになっており、シロアリに入られやすくなっているので、注意が必要です。

駆除以外の対策
害虫駆除が終われば、それで一安心とはなりません。
再び巣を作られることもあるからです。

害虫駆除の業者に依頼すれば、予防工事もしてもらえます。
予防工事では土壌や土台などの木材部に薬剤処理を行い、シロアリの侵入を妨げます。
最近の新築家屋では必ずシロアリ予防工事が行われています。
シロアリは通常は土壌中に生息しています。
家屋周辺にシロアリ探知キットを設置して、家屋に侵入される前にシロアリの状況を定期的に確認することも重要です。

シロアリとは

木製の扉

シロアリとは、アリという名前は付いていますがアリの仲間ではありません。
アリはハチの仲間なのですが、シロアリはなんとゴキブリの仲間なのです。
木造の家屋に住み着いてしまうと木材を食い散らかしてしまうので、害虫駆除のメインターゲットになっています。

コンクリートやプラスチックも食べることがあり、シロアリ駆除は木造家屋以外の建築物にとっても重要です。
春から夏にかけて巣から羽アリが飛び立つので、それによって家にシロアリが住み着いていることが分かることもあります。

シロアリ駆除の方法

廃船

シロアリ駆除は、床下と床上がおもな作業場となります。床下では、土台の木部と土壌全体に薬剤処理を行います。床下にシロアリの被害がある場合には、被害箇所にドリルで穴をあけ、そこに薬剤を注入しシロアリ駆除を行います。床下から処理ができない玄関枠や浴室のタイルなどは、床上からドリルで穴をあけ薬剤を注入することになります。処理後は木栓やセメントで目立たないように補修します。

このようにシロアリ駆除をした後は、再び発生しないように予防していくことが重要になります。定期的に床下などに食害の被害がないかを点検することが大切です。

シロアリの種類と生態

木造の建物

シロアリという名前からアリの一種かと思いがちですが、実際はゴキブリ目に属する昆虫です。暗く湿った場所を好み、明るく乾燥した場所を嫌います。日本には約20種類が生息しており、そのうち家屋に被害を与えるのはヤマトシロアリとイエシロアリです。

ヤマトシロアリは北海道を除く日本全土に生息しており、巣を作らず水分を含んだ木材を好んで、集団で移動しながら生活しています。それに対してイエシロアリは、九州や太平洋側の温暖な地域に生息し、建物の下や地中に大きな巣を作って生活します。行動範囲が広く、建物に大きな被害を及ぼすことから非常に厄介なシロアリです。大発生する前に、害虫駆除やシロアリ駆除を依頼しましょう。